2007年9月4日火曜日

バイラルに関して【前編】

本日は2日間にわたって国内のクリエイティブエージェンシー
である「PYLON(パイロン)」の原晋(はらすすむ)君が
制作した広告をご紹介します。

原君は元々私と同じ会社にいて
何度か仕事をしたことがある仲です。

PYLONは明星大学のブランディングなどで有名な
鵜久森徹さんと原君とで運営している
クリエイティブコミュニケーションとメディア戦略を考える
クリエイティブエージェンシーです。

前編では彼のこれまでの作品事例(抜粋)をご紹介。
後編の明日は原君が最近作ったバイラルCM事例を
お届けします。

まず彼がTCC新人賞を受賞したピアノ教室の広告。

【ピアノ教室のある町は、きっと幸せだ。】
原君は上記の様に「誠実なコピー」と、

【ゴルフのうまい上司より、ピアノのうまい上司と、浮気したい】
よこしまなコピー、どちらも上手なクリエイターです。

次に、これもピアノですが
ユニバーサルミュージックから発売されている
「ピアノソングス3」の“ピアノマン”を起用したCD告知CM。


ピアノマンも薦めているというアヴァンギャルドなCM。
地方でしかオンエアされていないけど、
もし東京でも流れていたら
白昼夢系CMになっていたでしょう(当然イイ意味で)。

明日は原君のバイラルCMをご紹介しますが、
Webって「ウイルス」みたいに悪い物を広めることも出来るけど
同時に「発展的な考え方」も広めることが出来ると思います。

世界的に見ると、本当にクリエイティブな会社は
小さな会社が多いですが、日本は媒体中心の商取引なので
なかなかそう行きません。

しかし毛沢東の「革命は農村から」ではありませんが、
Webの出現により大きな会社でなくてもクリエイティブを
健全にする力学に拍車をかけることは可能だと思うし、
海外ではむしろその様な会社がクリエイティブ革命を起こしています。

もっとたくさんそういう事例が出てくれば多くのクリエイターにとって
楽しい感じになっていくと思うし、その方が消費者とクライアントに
とってもプラスに働くはずだと思います。

明日は原君のバイラルCM事例をお届けします。
(明日につづく)

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