2007年9月12日水曜日

海外のコピーレトリック③

本日は最高に後味が悪い交通広告の事例。

キャッチコピーは、
Come a little closer.「もう少し近づいて下さい。」
ショルダーコピーは「そうすれば私たちの必要性はわかります」。
クライアントは「葬儀会社」。

つまり駅のホームに立っている人が、
もう少しこの広告看板に近づくことで線路に落ちて事故にあい、
その時には「葬儀会社」の出番であるということを訴求している。
ブラックユーモアにも程があるイヤな感じのコピーである。

カンヌ国際広告祭の基準の一つに「タブーを破る」という点が
あるが、この広告はカンヌを受賞していないので、
ここまでタブーを破られるとさすがに外国人でも、
ひいてしまうのだろう。

いずれにせよ、ブラックなユーモアも海外の広告で
特に見られるレトリックの一つではある。

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