2007年11月8日木曜日

クリエーター自身のブランディング④

クリエーター自身のブランディング特集
4日目の本日は「フザけた」事例。

事例①
天才ディレクター・フランクバッジェン氏などが在籍する
演出家集団「ゴージャス」を率いつつも、自身も
天才ディレクターでもある「クリスパルマー氏」の事例。

特に面白い事例ではないですが、
「鼻メガネ」はフザけた写真の基本の一つだと
思いますので扱ってみました。

ちなみにこの人はアディダスのベッカムが出てくるCMなど
カッコイイ系のCMが得意なディレクターです。
もっとクールな感じの人だと思ってました。

この写真は若干「スベった感」がありますが、
彼くらいのビッグネームになると
それもご愛嬌なのでしょう。
ビッグネーム以外の人は下手に真似しない方が
良いと思われるやり口です。

次の事例は1990年代にカンヌ広告祭で受賞しまくった
(「FoxTV」と「ディーゼル」のCMでグランプリも2度受賞)
北欧の奇才ディレクター集団
「TRACTOR(トラクター)」のプロフィール写真。

ちなみに彼らは必ず2人で演出する
「ツインディレクター制」でも知られています。
(二人で演出するって、どうやるんだろう?)

この人たちが演出するCMに出てくる登場人物は
かなりマニアックな人選で有名ですが、
自分たちのプロフィール写真も「同じノリ」なので
ある意味徹底していると思います。

「みんなで主婦の様に写ろう」というアイディア自体は、
それほど斬新では無いと思いますが、
その「人選」が絶妙に微妙な線をついてる気がします。
ひとり「合成が甘い子供」とかいるし。

トラクターはこの写真を使用する前は、
全員「ハゲづら」を被っている写真という
小学生の様なアイディアのプロフィール写真を
使用していました。当然確信犯でしょうけど。

トラクターの場合は、彼らの演出そのものが、
「クレイジー」で「人をくった」感じですし、
彼らに仕事を発注する側も、そういう期待を持って
頼むのだと思いますので上記のプロフィール写真の様に
「フザけた」感じでもアリな気がします。

しかしこのやり口自体は、一種の「賭け」であり
そう簡単にはチャレンジしない方がイイ気もします。

明日から3日間は新進気鋭のコピーライター
「印南智史くん」に許可を得て彼自身のブランディングに
取り組みたいと思っております。

明日からの3日間は「ひと塊」になっていますので、
今回に限り「金曜日分」と「日曜日分」を
「逆」にしています。
ですので「この3日分の投稿」はトップページから
普通に下に読み進んで頂けますでしょうか。
よろしくお願いします。

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