2008年1月25日金曜日

クリスピンポーターボガスキー⑤

CP+B特集5日目の本日は
「フォルクスワーゲン」の事例。

BMWのMINIで名を上げたCP+Bですが、
MINIの宣伝部のキーマン(確か女性?)が
ワーゲン社に転職したのをきっかけに、
MINIの担当をやめて「フォルクスワーゲン(以下VW)」の
北米アカウントを担当することになりました。

ちなみにCP+Bが去った後のMINIの広告は現在、
カナダにあるエッジな広告会社「TAXI」や、
ドイツにある超クレイジーな広告会社
「Jung von matt(ユンゴボンマット)」などが
担当しています。
(ユンゴボンマットの事例は、いつか特集します)

CP+BがVWを担当してまず始めにやった広告が、
以下の写真↓にある 「黒いキャラクター」を設定して、
CMなどあらゆるメディアの広告に登場させたり、
実際に消費者プレゼントをするというキャンペーンでした。

この「黒いキャラ」は、運転者に対して、
「悪のささやき的な」助言をします。

このキャンペーンはいろんなサイトで何回も
説明を見たのですが、個人的には
もう一つ意味がピンと来ていません。
しかしカンヌを受賞しています。


この「黒いキャラ」に続いてCP+Bが仕掛けた
次のキャンペーンは、 謎のドイツ人系男女のキャラによる
(ワーゲンはドイツ生まれの自動車なので)
キャンペーンです。
このキャンペーンだけでも
様々なバージョンがございますので、
CP+BのHPで見て頂ければと思ってます。

このキャンペーンの女性キャラである
「ミス・ヘルガ」さんというキャラクターは、
アメリカ最大のSNS「MySpace」を通じて、
様々な方向で展開してバイラルしました。

一方的に4マス媒体で広告するだけでなく、
WEBメディアによるユーザーの自発的な
「情報拡散」を計算した大型なバズキャンペーンです。



その他にも、このブログでも以前取り上げた
Jettaの「衝突」CMなど優れたキャンペーンが
たくさんありますがキリがないので割愛します。


CP+B特集6日目の明日は、
コカコーラゼロの最新事例です。

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